もともとセラピストは精神科関係で心理療法する人だったような気がします。
現在ではいつの間にか何でもかんでも「セラピスト」と言って訳の分からない資格モドキが増えています。
ヨガセラピスト、アロマセラピスト、フードセラピスト、スポーツセラピスト、メンタルセラピスト、姿勢矯正セラピストなどなど枚挙にいとまがありません。
私はかつてリラクゼーションセラピストを受験したものの何の役にもたっていません。
ライセンス証を見せろと言われたこともありません。
日本国内で「セラピスト」と名乗る人たちは特にこれと言って何の権限もないような気がします。
そうです。あなたも今日から「セラピスト」と名乗れるのです。
「セラピスト」の意味は非常に幅が広くて解釈次第でなんとでもなります。
まあ、とりあえず横文字でおしゃれなイメージがあるのでここまで広がったのでしょうか?
かつらもウイッグと言えばおしゃれですからね。
「インストラクター」というのも実にあいまいな職種ですね。誰でも名乗れます。
「コンサルタント」や「アドバイザー」とかも実に怪しい職種です。これも誰でも名乗れます。
「デザイナー」という職種も実にあいまい。
私もときどき「整体師」を整体セラピストと言ったりします。
まあ、肩書にこれはダメとか法律はないので国家資格以外の肩書は何でもありなのでしょう。
それにしても「セラピスト」という言葉はアメーバ―のように増殖中。
別の見方をすれば「セラピスト」って職種のようで職種ではないと言えます。
法に触れなければ需要があって供給があれば何でもありということでしょうか。