痛みを止めることが治療なのか?

頭痛や肩の痛み、腰の痛み「痛み」は辛いものです。

それでは痛みを感じないようにするにはどうすればいいのか。

薬で痛みを感じなくすればいいというのが西洋医学。つまり病院。

つまり神経を麻痺状態にすることです。

あなたは「痛み」と「麻痺」どちらを選びますか?

もちろんケースバイケースですが、長い目で見れば「痛み」を感じた方がいいのです。

「痛み」の程度にもよりますが眠れないほどの痛みは薬が必要でしょう。

整体的には痛みの症状を止めることが治療とは言いません。

むしろ痛みを出し切ることが治療になるのです。

下痢をしたら出し切る、熱が出たら出し切るほうがいいのです。

漢方で葛根湯というのがありますが熱を上げる作用があるので風邪の引き初めには有効なのです。

熱を出し切って風邪を早く治す薬です。

肩こりも腰痛もできればスキッと解消したいのはわかりますができれば穏やかに痛みが軽減するのが理想。

手技のテクニックはいろいろありますが「痛み」だけを取るのは改善したかにみえて改善していない場合も多いのです。

たとえばぎっくり腰を鍼で治すのもアリですが、そういったクライアント様の腰を診ると鉄板のように固くなっています。

無理に痛みを取るのもいかがなものか疑問に思います。

カラダはあれこれいじくり回すより自然にまかせた方がいいようです。

整体とはあなたの治癒力の応援をする療法です。

主役はあなた自身。

あなたの生命力がすべて。

整体師があなたの不快な症状を治しているのではありません。

あなた自身があなたを治しているのです。

いかにも「俺様が治してやっているのだ」という施術家は傲慢ではないでしょうか?

うまく言えませんがあなたと施術家の気が合って初めて快復に向かっていくのです。

「痛み」は快復に向かう過程であり、不調を知らせるお知らせ。

「痛み」を上手に利用したいモノです。

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