厚生労働省ではマッサージ施術は国家資格の「あん摩指圧マッサージ師」を持ってないと施術できないとなっています。
ただし、治療目的ではないマッサージ施術は国家資格を持ってなくても施術できます。
要するにエステとか格安マッサージのリラクぜ―ションなら資格は必要ないということです。
ただし、もちろん店舗ごとに施術研修はあります。
国家資格のマッサージ師、民間セラピスト。どちらがいいかなんてのはお客様次第。
歯がゆいのは国家資格マッサージ師が腕がいいというわけでもなく、民間セラピストが下手くそとは断言できないところ。
どちらも施術事故は多かれ少なかれ存在しますしね。
たとえば英検一級持っていても話せない人もいれば、何の資格も持ってなくてもアメリカに20年生活している人も英語力はあるでしょう。
調理師免許持ってなくても料理が得意な人は山ほどいますし、経営だってしてます。
マッサージ関連は知識より、臨床経験(現場で働いた経験)が大事です。
もちろん知識もある程度必要ですが。
手技力を客観的に測定するのは難しいのです。
料理でも、ある人は「おいしい」と言うし。ある人は「まずい」と言うしって感じでよくわかりません。
国家資格マッサージ師が手技がうまいとか民間セラピストがヘタという定義は成り立たないのです。
受け手のあなた次第。相性もあるでしょうしね。
というわけで、どちらがいいかという比較はできません。
ただ現状では国家資格マッサージ師さんの既得権益は無くなっているような気がします。
国家資格を持ってないとマッサージ施術ができないとなると、エステサロンや格安マッサージ店で働く多くの人が失業することになります。
それも大変。
国家資格保持者の皆さんは民間セラピストを「国家資格を持たないで営業しやがって実にけしからん!」と反論しているようですが、
国は民間セラピストを認めているわけですから、ここはお互い切磋琢磨ということで。
ちなみに民間セラピストも資格はあります。私も持っていますが何の役にも立ちません。
民間資格って取得しても何の役にも立たないのが多いですね。
お気をつけを。
余談ですが、「治療のマッサージ」「リラクゼーションのマッサージ」の違いって具体的に何でしょうかね・
実に曖昧です。
白でも黒でもないって感じです。