日本では食事が自力でできなくなれば胃から直接栄養を与えるという胃瘻(いろう)が花盛り。
私の父は脳梗塞で意識不明な状態が長く続き他界しましたが胃瘻はしませんでした。
胃瘻をしていたらもっと長く生きていたかもしれません。
ただ高齢で食事ができなくて自力で痰も吐けないとなると生きているといえるのか疑問です。
自分だったら「早く死なせて」と思うでしょう。いや意識があればなってみないとわかりませんが・・・
そこで思うのが、日本の平均寿命って呼吸さえしていれば生きているとカウントされることです。
つまり意識がなくて胃瘻して寝たきりのご高齢者もカウントされます。
それで平均寿命が高いというわけ?
欧米では胃瘻はほとんどしないという情報を知りました。
命の尊厳とは何か非常に考えさせられます。
もちろん胃瘻しても口から食べれらるようになる可能性もあります。
ただ意識がない患者さんにはいかがなものでしょうか?
家族としては複雑な問題です。
もちろん肉親には長生きしてもらいたいのはやまやまです。
胃瘻(いろう)するべきか天命にまかせるべきか・・・迷います。