皮膚が悲鳴をあげる垢(アカ)すり

何年前だったか韓国あかすりが流行っていましたっけ。

実ははあれ相当皮膚に悪いのです。

皮膚科的にはかなりのNG。

垢すりで出る垢は実は垢ではないのです。あれって皮膚なのです。

わざわざ長時間かけて洗剤つけて皮膚をふやけさせてゴシゴシこするわけです。

体を守っている皮膚のバリアはボロボロ剥がれ落ちて因幡の白ウサギ状態。

皮膚は当然傷だらけ。しかも体全体。

傷ついた皮膚から不気味な洗剤の成分が体内に・・・・

もちろん普段の入浴でも同じこと。垢すり用の硬いタオルで体をこするのも良くないのです。

垢のようなものがボロボロ出てきますが垢ではないのです。

もう自虐行為はやめましょう。

手を洗うときもゴシゴシこすって汚れが落ちるわけではなく泡が汚れやウイルスを落とすのです。

洗うときは体にせよ手にせよ髪にせよソフトに洗うのがベストなのです。お忘れなきよう。

ちなみに皮脂はどんなに洗い落としてもまた出ます。

皮脂は皮膚をまもる貴重なバリア。

皮肉にも強烈に洗い落とせば落とすほど皮脂は強烈に出るのです。

生きている限り皮脂は出ます。つまり皮膚にとっては大切なものなのですね。

近年は皮脂の重要性を訴える専門家も多くなりました。

皮脂は臭い汚いというイメージは石鹸メーカーの陰謀かもしれません。

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