体のゆがみが悪という洗脳

姿勢矯正、骨盤矯正。まだまだカイロプラクティックや一部の整体院のセールストークやキャッチフレーズになっているようです。

筆者は矯正という言葉はあまり好きではありません。

矯正は「強制」という感じがして現在の自分が否定されている感じがするからです。

たとえば「猫背」。ご存知のように日本人のほとんどの人が個人差はあるもののある程度猫背です。

実は一見姿勢がいいと見える反り腰のほうが歩けなくなる可能性が多いのです。

姿勢のいいモデルさんも腰痛持ちは多いのです。

かといって猫背がいいと言っているわけではありません。

その人なりのベストの姿勢があるということです。

施術をしていて思うのはほんとにお一人お一人違います。

もちろんも顔も違うし、顔の左右が全く同じなんてありえませんし、体の左右も全く同じではありません。

骨格も違うし、体質も違う、体温も違うし、食生活も違います。

持病がある人もいれば、ない人もいる。生活環境も違います。、職業も違います。身長、体重も違います。

姿勢矯正が正しいなら体に何らかの障害がある方々、腰が曲がったご高齢者の方々は不健康なんでしょうか?

人体というのは骨格だけではありません。脳、内臓、筋肉、血流、リンパなど複合的なバランスです。

まっすぐな木もあれば歪んだ木もあるのが自然界。

姿勢にこだわり過ぎる人は業界の心理作戦にまんまと洗脳されているのではないでしょうか。



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