テレビの健康番組で必ず登場する言葉「医学的根拠」。
一昔前の健康法を医学的根拠という視点でバサッと切り捨てる医師の方々。
しかし日本の医学的根拠は世界の医学的根拠とかなりかけ離れているようです。
その手の書籍も最近話題になっています。
意外なのは日本の医学的根拠と世界の医学的根拠に差があるということです。
日本の医学的根拠は分子レベルや動物実験や細胞レベル中心で人間中心の統計的結果ではないということ。
世界的な常識はあくまでも人間のデータを基盤に平均値をベースにしているということです。
両方とも大事なんでしょうけど、日本は人への実験より動物実験や細胞レベルの実験が好きなようですね。
もともと日本では人体への実験はできにくいので仕方ないかも。
そういえば卵が体に悪いといった風評は動物実験の結果からでした。人間には特に問題ないようです。
とはいっても世界標準のデータも平均値ですから完璧だとは言えません。
5と5の平均は5、1と9の平均値も同じ5ですからね。
世界標準の医学的根拠から見れば日本の根拠はナンセンスという医師もいるとか。
ところで世界標準とはいったいどこの人種の統計なんでしょうか。
それによっても偏りがあるような。
平熱だけでも国によって違います。ちなみにアメリカ人の平熱は37度。
なんかこんがらがってきましたが、要するに日本の医学的根拠は信ぴょう性に欠けるということですね。
日本の医学的根拠はガラパゴス化しているようです。
今後はその点をわきまえ、テレビの健康番組を見てみましょう。