高齢者や脳血管障害で食事ができなくなった人に胃に穴を開けてチューブを通し栄養剤を注入する「胃瘻(いろう)」。
考えてみると食べたくもないときに無理やり直接胃の中に食べ物を押し込むようなもの。
なんか拷問のような気もしますが。
それでも意識のある患者さんは再び口から食べれる可能性もあるので一時的にはいいかもしれません。
ただ多くの胃瘻の患者さんは意識がなく寝たきり。
食べる気のない人に無理やり食べさせるのでいいか悪いのかわかりません。
まさに延命治療。
延命治療を最初から拒否してもこの「胃瘻(いろう)」は延命治療にはならないようです。
ご家族にとっては複雑です。身内ですから一日でも長く生きていてほしいと希望もあります。
私の父は脳梗塞で意識が数年ないまま逝ってしまいましたが、胃瘻はしませんでした。
胃瘻していたらもっと長く生きていたかもしれません。今となっては後悔しないようにしています。
今や当たり前のように病院も胃瘻をすすめます。
もちろん医師の間でも賛否両論あります。
あなたはどう思いますか。