国家資格のマッサージ師さんからすれば現状のリラクゼーション業界のマッサージ行為は腹が立ってしょうがないと思います。
「国家資格を持たない素人がマッサージなんて極めてけしからん」というお怒りも耳にします。
しかしながら現状はこれだけリラクゼーション業界が各種サロンの運営を許されているということは国は暗黙に許可しているということです。
言い換えれば「癒しのマッサージ」であれば資格は不要ということ。
「無資格マッサージセラピスト」なんて侮辱は論理的に成り立ちません。
事実、総務省では民間マッサージ店を許可しています。
要するにお客様に何らかの被害が及ばなければいいわけです。
この問題って外食産業に似ています。
どういうこと?
厨房で調理をする人は調理師免許を持っていなくても調理はできます。
むしろ調理師免許持っている人でも下手くそな調理師は大勢います。
とくに調理師免許持たなくても美味しい料理をつくって店舗を経営している人も多いのです。
そこらへんの事情はグレーなのです。
つまり国家資格を持っているからといって手技がウマいという保証はありません。
マッサージ業界も外食業界も自由競争。
お客様が判断するのです。
たとえば国家資格のマッサージ師しかマッサージができないとなれば多くのエステサロンは消えることになります。
となると多くの人が失業するのでそれはそれで問題です。
まあ、国家資格マッサージさんも民間セラピスも仲良くケンカしな、ということでしょうか。
自由競争ということです。現状は。
だからって知識も技術もなければお客様は当然離れます。
わたし的に結論を言えば国家資格マッサージ師さんは「俺は国家資格保持者だぞ」と偉そうにしないこと。
民間セラピストは謙虚に修練に励むことだと思います。